前の晩と違って、この日は九絵で通すコース。献立の7品のうち6品に九絵が入り、一匹を肝からアラまで順に出してくる。

ray dining の献立。先付けの九絵肝ぬた和えから甘味まで7品
この日の献立。先付けから食事まで、九絵が並ぶ

コース

01

先付け 九絵肝ぬた和え

食材九絵九絵の肝酢味噌青ねぎ

ガラスの脚付きの器に、酢味噌で和えた九絵の肝と身。青ねぎを散らす

ガラスの脚付きの器に、九絵の肝と身を酢味噌で和えて、青ねぎを散らす。

肝はまろやかで旨みが凄い。身は良い脂で美味しい。酢味噌のほうが負ける。

02

造里 崎山産九絵 久賀島産真鯛 三井楽産水烏賊

食材九絵真鯛水烏賊

産地九絵五島 崎山真鯛五島 久賀島水烏賊五島 三井楽

造里の二皿。左に真鯛の松皮造りと水烏賊、右に厚く引いた九絵。奥に卓上コンロ

二皿で出てくる。片方に久賀島の真鯛の松皮造りと三井楽の水烏賊、もう片方に崎山の九絵。九絵の皿は厚く引いた身が5切れ、穂紫蘇とわさびだけ。

白い輪花の皿に、厚く引いた九絵が5切れ。穂紫蘇とわさび
崎山の九絵。一切れが厚く、皿から垂れる

九絵は肉厚。最初は味がないと思うのに、後から押し寄せてくる。癖は全然ない。とにかくでかい。真鯛も本当は良い。水烏賊も甘さと味が凄い。

黒縁の皿に、松皮造りの真鯛と白い水烏賊。大葉とわさび
久賀島の真鯛の松皮造りと、三井楽の水烏賊
03

焼物 九絵タレ焼き

食材九絵大根

染付の皿に笹の葉を敷き、タレで焼いた九絵の切り身を一つ。大根の薄切りを添える

笹の葉の上に、九絵の切り身を一つ。縁が焦げている。大根の薄切りを添えて。

でかい。九絵ってこんなに美味しいのか。タレは控えめで、九絵の美味しさが出る。照り焼きの風味だけれど笹の香りもある。皮の脂も香ばしい。炭火焼きのような感じもあって、九絵は万能だ。

04

揚げ物 九絵カマ唐揚げ

食材九絵ししとうシークワーサー

産地シークワーサー五島

青い皿に九絵のカマの唐揚げが二つ。ししとうと、半分に切ったシークワーサー

九絵のカマを二つに割って唐揚げに。ししとうと、五島のシークワーサーを半分。

鶏の唐揚げみたいだ。香ばしさも味もうますぎる。

05

鍋 アラ鍋

食材九絵水菜えのき舞茸豆腐ねぎ

黒い皿に、薄く引いた九絵の身と皮付きのアラの塊。水菜、えのき、舞茸、白髪ねぎ、豆腐

黒い皿に、しゃぶしゃぶ用に薄く引いた身と、皮付きのアラの塊。水菜、えのき、舞茸、白髪ねぎ、豆腐。卓上のコンロで炊く。

しゃぶしゃぶにすると、魚の旨みが引き締まって凄すぎる。薄い身も良いし、塊も良い。野菜が地味に美味しい。

06

食事 アラ雑炊

食材九絵青ねぎ

黒い椀に、卵でとじたアラ雑炊。大根と青ねぎを載せる

鍋の残りで雑炊にする。卵でとじて、大根と青ねぎ。

卵と九絵の優しい味。

07

甘味 林檎寄せ ヨーグルトソース 柚子シャーベット 蜂蜜

食材林檎ヨーグルト柚子蜂蜜

ガラスの器に、林檎を寄せた四角をヨーグルトソースの上に置き、隣に柚子のシャーベット

ガラスの器に、林檎を寄せた四角を白いヨーグルトソースの上に置き、ミントを一枚。隣に柚子のシャーベット。

まとめ

五島リトリート ray の ray dining で12月5日の夜。前の晩は会席だったが、この日は九絵のコース。肝のぬた和えから、造里、タレ焼き、カマの唐揚げ、アラ鍋、アラ雑炊まで、一匹を順に出してくる。

一番は焼物。九絵ってこんなに美味しいのか、と思った皿。タレは控えめで、笹の香りと皮の脂の香ばしさが乗る。造里の九絵は最初は味がないように感じるのに、噛んでいるうちに後から押し寄せてくる。癖は全然なく、とにかく一切れがでかい。

鍋はしゃぶしゃぶで食べる。火を通すと魚の旨みが引き締まって、薄い身も皮付きの塊も良い。締めの雑炊は卵と九絵の優しい味。

揚げ物のカマだけ、鶏の唐揚げのような顔をしている。同じ魚が生・焼き・揚げ・鍋で全部違う味になるので、九絵は万能だと思った。

酒は日本酒で通した。長崎美人の大吟醸、バラ酵母の横山、HIRAN の Reborn、天山のドサージュ・ゼロのスパークリング、鍋島の赤磐雄町を、一杯ずつグラスで。最後は実ごと入った丸いデキャンタの梅酒。