2024.12.4 と刷られた ray dining の献立。先付けから甘味まで9品と、料理長 山本祐輔の名前
その日の献立。日付と、料理長の山本祐輔の名前が入る

コース

01

久賀島産車海老真丈 玄米摺り流し 冬菇 三つ葉 あられ

食材車海老玄米冬菇三つ葉あられ

産地車海老五島 久賀島

白い摺り流しを張った小さな椀に、冬菇と青菜、玄米のあられが浮く

小さな椀に玄米の摺り流しを張り、車海老の真丈を沈める。上に冬菇と三つ葉、まわりに玄米のあられ。車海老は久賀島の養殖。

冬菇の出汁が美味い。真丈は海老が万歳。玄米のあられは、おこげご飯みたいだ。

02

造里 伊勢海老 崎山産シビ 奥浦産縞鯵

食材伊勢海老シビ縞鯵

産地シビ五島 崎山縞鯵五島 奥浦

黒い皿に、透き通った伊勢海老の身、赤いシビ、白い縞鯵。青い柑橘の輪切りとわさび

造里の前に、生きた伊勢海老を大皿に載せて見せに来る。標準サイズ。

白い手袋の手が、波模様の大皿に生きた伊勢海老を載せて運んでくる
造里の前に見せに来た伊勢海老。まだ生きている

出てきたのは、透き通った伊勢海老の身、崎山のシビ、奥浦の縞鯵。青い柑橘の輪切りとわさび。

伊勢海老はぷりぷりで、すっきりしているのに甘さがあり、上品な後味が残る。シビはさっぱり。縞鯵は旨みがあって、少し脂も乗る。伊勢海老が凄い。

03

吸物 九絵 蕪 青味 柚子

食材九絵柚子

黒い椀に、白い蕪と九絵、青い莢が一つ浮く澄んだ吸物

黒い椀に、九絵と蕪、青味の莢が一つ。柚子。

九絵は味が抜けていそうで、しぶとく残る。出汁は良い濃さ。

04

凌ぎ 雲丹唐墨五島うどん

食材雲丹唐墨五島うどんあおさ

産地雲丹五島五島うどん五島

青いガラスの器に五島うどんを巻き、雲丹を載せて唐墨を削りかけ、あおさを散らす

青いガラスの器に五島うどんを巻いて、雲丹を載せ、唐墨を削りかける。あおさを散らす。雲丹は五島の塩ウニ、唐墨は長崎のもの。

あおさの香りと味が凄い。雲丹に負けない。全部混ざると海の味になる。塩っけはちょうど良く、後味に余韻が残って素晴らしい。

05

焼物 伊勢海老 海老味噌焼き

食材伊勢海老海老味噌

緑の長皿に、半割にして海老味噌を塗って焼いた伊勢海老一匹分。薄紅の大根を添える

造里で見せた伊勢海老を、半割にして海老味噌を塗って焼く。脚も頭もそのまま、緑の長皿に一匹分。薄紅の大根を添えて。

香りが反則。味噌が強めだけれど、後から海老が勝つ。

06

箸休め あんぽ柿クリームチーズ

食材あんぽ柿クリームチーズ

灰色の皿に、クリームチーズを挟んだあんぽ柿が二つ。葉を一枚添える

あんぽ柿を二つに切って、クリームチーズを挟む。葉を一枚添える。

クリームチーズで食べやすい。味は富山で食べたのと同じ。

07

焜炉 五島牛すきやき

食材五島牛えのき舞茸青菜

産地五島牛五島

コンロにかけた土鍋で煮える五島牛の薄切り、えのきと舞茸、青菜

土鍋を火にかけて運んでくる。五島牛の薄切り、えのき、舞茸、青菜。割下は濃い色。

牛は肉厚で少し硬め。味わいがある。

08

食事 五島牛ステーキ 五島米なつほのか 赤出汁 香物

食材五島牛なつほのかパプリカ

産地五島牛五島なつほのか五島

五島牛のステーキの小鉢、白飯、香物、赤出汁、塩を並べた膳

五島牛のステーキが数切れ、ローズマリーとパプリカ、わさびと佃煮を添えて。塩が別に付く。五島米なつほのかの白飯、赤出汁、香物。

赤い線の器に、断面が赤いステーキが数切れ。ローズマリー、赤と黄のパプリカ、わさびと佃煮
五島牛のステーキ。断面はほとんど赤身

五島牛は赤身の最高級。噛みごたえも味もある。赤出汁も合う。米が意外に美味しい。

09

甘味 かんころ大福 抹茶プリン

食材紫芋抹茶

白いカップのプリンに抹茶をまぶした四角と金箔。皿には粉をふった紫色の大福が一つ

白いカップにプリン。上に抹茶をまぶした四角と金箔。皿には紫芋の色をしたかんころ大福が一つ、粉をふって置いてある。プリンの卵は大石ファーム、大福には苺が入る。

まとめ

五島リトリート ray の ray dining で12月4日の夜。久賀島の車海老の真丈から、伊勢海老の造里、九絵の吸物、雲丹と唐墨の五島うどん、伊勢海老の海老味噌焼き、五島牛のすきやきとステーキ、最後はかんころ大福と抹茶プリンまで。

一番は伊勢海老。造里で標準サイズの一匹を見せてから捌いて、身はぷりぷりで甘く、後味まで上品。同じ海老が焼物で海老味噌をまとって戻ってくる。香りが反則で、味噌が強めでも最後は海老が勝つ。一匹を二度、違う顔で出してくる。

凌ぎの五島うどんも素晴らしい。五島の塩ウニと長崎の唐墨に、あおさの香りと味が雲丹に負けずに立ってくる。全部混ざると海の味で、塩っけがちょうど良い。

献立は産地が五島の中の地名で書いてある。久賀島の車海老、崎山のシビ、奥浦の縞鯵、五島うどん、五島牛、五島米なつほのか。

酒とワインはグラスで一杯ずつ。シャンパーニュで始めて、造里で樽酒、吸物で長崎美人の大吟醸、焼物は大分の安心院のシャルドネ、すきやきとステーキでジュヴレ・シャンベルタンとマルゴー、甘味に安心院のデラウェアのロゼ。