コース
前菜六種
6種。魚のジャスミン茶燻製、才巻海老の黄金汁漬け、フェンネルの黒酢マリネ、ピータンのゼリーよせ、広東式釜焼き叉焼、豚肉のクリスピー焼き。
叉焼は香ばしい焼き目と甘辛いタレが絶妙に絡んで、ジューシー。広州料理ならではの繊細な火入れと奥深い風味を、1皿目から見せてくる。
点心三種
トリュフのせ焼売、蟹肉入りパイ、エビ春巻。
蟹肉入りパイは、蟹の甘みとサクサクの食感が絶妙に調和する。上品で奥深い風味が広がって、素材の持ち味が前に出る。
セッコク 玉竹 ハスの実のスープ
セッコク、玉竹、ハスの実のスープ。
薬膳の要素が入っていて、広州料理ならではの滋味深い味わいになる。
伊勢海老 イタリア麺チーズ風味煮込み
伊勢海老を、チーズ風味で煮込んだイタリア麺と合わせてある。
伊勢海老の濃厚な旨みが広がる。そこにチーズ風味の麺が絶妙に絡み合う。中華とイタリアンの融合という言い方がそのまま当てはまる1皿だった。
国産牛サーロインのブラックペッパーソース
国産牛サーロインのブラックペッパーソース。
ソースのスパイスが効いた味わいを引き立てる。サーロインのジューシーな旨みと絶妙に絡み合って、奥深いコクになる。
牛肉とトリュフの炒飯
牛肉とトリュフの炒飯。牛肉の旨みとトリュフの豊かな風味が広がる。
マンゴーミルクと小豆あん入りパイ
マンゴーミルクと小豆あん入りパイ。
マンゴーミルクの爽やかな甘みと、パイの香ばしさと軽やかな甘さ。食後に心地よい余韻が残る。
まとめ
パーク ハイアット 広州のジェイコブ・ホアンシェフが監修した、期間限定のコースだった。六本木で広州の料理人が組むとどうなるか、という企画。
広州らしさが出ていたのは、前菜の叉焼と薬膳のスープだった。叉焼は釜焼きで、火入れが繊細なぶん甘辛いタレがしつこくならない。スープはセッコクと玉竹とハスの実で、滋味深いという言葉がそのまま当てはまる。
一方で、伊勢海老をチーズ風味のイタリア麺と煮込む1皿があった。広東の伝統と現代的な技術の融合、と説明されている通りで、中華の枠から一度外に出て戻ってくる。ブラックペッパーソースの使い方も含めて、スパイスとソースで素材の旨みを引き立てる組み立てだった。
コラボレーションの期間しか出ないメニューなので、次は通常のチャイナルームのコースを見てみたい。