ザ・リッツ・カールトン京都 天麩羅 水暉で京野菜など冬の食材
1月はレンコンや九条ネギや聖護院蕪などの冬の京野菜から野菜本来の甘味を味わえます。また金目鯛やカワハギやフグなど魚介の濃厚な味わいもあり、色々な食材の香りや味覚を楽しめました。
目次
天麩羅 水暉
ザ・リッツ・カールトン京都の「天麩羅 水暉」では、割烹スタイルにて自然な圧搾製法の一番搾り紅花油を使った新鮮な野菜や季節の食材を堪能できます。
仲澄
天麩羅 水暉では、その日の旬と仕入れによって変わるシェフおまかせ天麩羅を仲澄コースで提供しています。その時々の美味しい食材を贅沢に味わえます。
今回は1月の天麩羅の仲澄コース内容を紹介します。
メニュー
1月の主な食材です。日によって食材が変わることもあります。
こちらが今日の食材です。食材の種類が多く食べるのが楽しみです。
- 先付け
- 車海老
- 雲丹
- 蓮根
- 金目鯛
- 聖護院蕪
- 近江和牛
- カワハギ
- 九条ネギ
- 白子
- ミツロウ
- お食事
- デザート
料理
先付け
先付けには、左にお粥の餡に近いこってりなものと、右に酢が効いたさっぱりなものです。
車海老
まずは車海老の頭です。苦味は一切なくバリバリと食感を楽しめます。
次に車海老の身です。薄い衣はサクサクですが身はプリプリで美味しいです。そのままだと海老の甘みをほのかに感じて、塩を付けるとキリッとした印象になりどちらも楽しめます。
雲丹
胡麻豆腐に雲丹と京都WABISUKEの卵黄です。雲丹を卵黄のトロミと豆腐のフワフワな食感で変化を与えて、両者の甘みが雲丹の濃厚さを目立たせて見事な一品です。
蓮根
糸引き蓮根です。その名前の通り、実際に噛むと糸を引きます。サクッとした噛みやすさですが、噛めば噛むほど蓮根の甘さが染み出して優しい味です。
金目鯛
金目鯛です。身は生かと思うくらい柔らかいです。身はお造りのような味で外側は火が通った味なので、両方の味を楽しめる贅沢な一品です。
聖護院蕪
聖護院蕪と唐墨塩です。食べる前は唐墨の香りが非常に目立ちます。一旦食べてみると蕪の甘味が広がりそこに唐墨塩の塩辛さが加わり、深い味わいになります。
近江和牛
近江牛と黒トリュフです。いつもの近江牛の天麩羅とは少し違い、年末年始の特別仕様のようです。黒トリュフは沢山かかっているので香りが非常に強いですが、味はそこまで主張が強くないです。近江牛は甘味を感じて、柔らかいですが脂身は控えめです。噛み続けると両者の味が引き立ち、そこに若干の塩っけが入ることで意外にもマイルドな味になります。
カワハギ
カワハギとその肝とおろしポン酢です。カワハギ自体でも結構味が強く楽しめますが、肝とおろしポン酢を加えると相性抜群でより一層濃厚な味になります。
九条ネギ
九条ネギです。衣のサクサク感とネギのシャキシャキ感が不思議と合います。九条ネギは苦味がなく甘さが口の中に広がります。後味もすっきりしているので、九条ネギ本来の味を楽しめます。
白子
フグの白子とキャビアです。白子はかなりクリーミーでとろける味わいで、それにキャビアの塩気が合い味も調和しています。酢橘で酸味をほんのり足すのも合います。
ミツロウ
ミツロウです。見た目通り甘味が非常にあり、口の中に残るので食べたあともしばらく後味を楽しめます。
御食事
キャビアと京都WABISUKEの卵かけご飯です。甘味と塩味のバランスが良く濃厚な味の卵かけご飯で最高の締めです。
デザート
ことかいちごです。見るからにサイズが大きいです。糖度と酸味があり深い味わいで非常に美味しいです。
ピエールエルメのデザートです。イチゴアイスと生姜がさっぱりとした味わいですっきりしています。
まとめ
冬の京野菜や旬の魚が特段に旨く、冬の食材の天麩羅を存分に楽しめました。次は筍など春の山菜の天麩羅も非常に楽しみです。