パークハイアット京都 八坂で冬のデギュスタシオンコースで京野菜とピジョン
1月は海老芋や蕪などの冬の京野菜とピジョンの鉄板焼きを存分に味わえました。また魚介を使ったブイヤーベースは何度食べても絶品で、今回も八坂らしい味覚を楽しめました。
目次
八坂
パークハイアット京都のシグネチャーレストラン「八坂」では、八坂の塔など京都の町並みを見ながら 、四季折々の地元産の旬の食材に伝統的なフランス料理の技法を取り入れたイノベーティブな鉄板料理を堪能できます。
https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/park-hyatt-kyoto/itmph/dining/yasaka
デギュスタシオン
八坂のデギュスタシオンコースは、季節の厳選食材をフレンチの技法で仕上げた八坂のシグネチャーコースメニューです。シグネチャーメニューのパンケーキやブイヤーベースだけでなく魚介や和牛など、全ての食材を楽しめます。
今回は1月のデギュスタシオンのコース内容を紹介します。
メニュー
- アミューズ
- 八坂パンケーキ 雲丹と海老 キャビア
- 北海道産帆立貝と海老芋 トリュフ
- シグネチャーブイヤベース
- 口直し
- ピジョン
- 出汁茶漬け
- 林檎とキャラメル カルヴァドスアイスクリーム
*国産和牛をピジョンに変えて提供していただきました
料理
アミューズ
最初のアミューズには、雲丹バターをのせた香ばしいパンのような食感と、りんごの酸味が少し効いたサクサクとした食感をそれぞれ楽しめます。見た目よりは濃厚な味ではないのでアミューズに丁度良いです。
次のアミューズには、京都の蕪とピクルスのピューレです。フレッシュな野菜やピューレからは酸味を感じつつクリーミーな泡で味が際立ちます。
八坂パンケーキ 雲丹と海老 キャビア
恒例の八坂パンケーキです。上にはキャビアと雲丹と海老に下には芋ベースのパンケーキです。キャビアと雲丹はクリームチーズと絡んで濃厚でねっとりしています。そこにプリプリな海老で食感を楽しめて芋の甘さが際立つパンケーキが非常に良く合い美味しいです。
北海道産帆立貝と海老芋 トリュフ
黒トリュフを上からかけた北海道産帆立貝と海老芋にバルサミコソースです。帆立自体はしっかり味わいがあります。黒トリュフとバルサミコが思った以上に相性が良く、更に帆立の味を引き立てます。海老芋はクリーミーで甘味を加えてくれて美味しいです。
シグネチャーブイヤベース
シグネチャーメニューのブイヤーベースです。スズキ、海老、ムール貝、モンゴウイカなどが入っていて、魚介の味が詰まった非常に美味しい出汁を味わえるブイヤーベースです。モンゴウイカには黒胡椒が良いアクセントで、海老は身が大きいのにブリブリで、ムーズ貝はミネラル感があり単体で食べても美味しいです。ブイヤーベースの残ったスープは自家製パンに付けて食べても美味しいです。
口直し
口直しは柿とグレープフルーツでさっぱりとリセットです。
ピジョン
今回のメインはピジョンです。柔らかいですがしっかりとした噛みごたえがあり、ピジョンの奥深い味がずっと続き美味しいです。添えてあるホワイトアスパラガスや根セロリと無農薬ほうれん草の甘さが、ピジョンの癖を感じさせずに美味にしています。
出汁茶漬け
〆のご飯は出汁茶漬けです。生姜玄米と梅やクレソンが口の中を洗い流してくれるだけでなく、満腹の胃も癒やしてくれます。また菜の花とセミドライトマトも控えめなアクセントで良いです。
林檎とキャラメル カルヴァドスアイスクリーム
デザートは林檎にキャラメルソースとカルヴァドスアイスです。見た目より林檎はすっきりとした味わいで、キャラメルソースやカルヴァドスアイスも味は濃くないので食べやすいです。温かい林檎と冷たいアイスは素晴らしい組み合わせです。
最後に抹茶白味噌ケーキ、みたらしマカロン、洋梨生姜ゼリーです。どれも和のテイストが良い方向に出ていて美味しいです。特にみたらしマカロンは甘すぎず食後のティーにもちょうどよかったです。
まとめ
冬の京野菜や旬の魚が八坂の技法でより一層美味しく、また素晴らしいマリアージュを感じました。コースのメニュー内容はどの季節も一見同じように見えますが、食材はかなり変えているので旬の食材を楽しめます。次は筍など春の山菜を使った鉄板焼も非常に楽しみです。