
L'évoの10月の富山の恵みを楽しむ
レヴォは富山の山菜やジビエといった山の恵みだけでなく、鱧や甘鯛、海老など海の幸も巧みに取り入れて、地産地消を徹底しているのが大きな魅力です。どの料理も素材の魅力を最大限に引き出し、料理の完成度も非常に高いです。コースは一貫して土地の恵みが生かされ、五感で富山を感じられる構成です。
目次
L'évo
L'évoは富山・利賀村の厳選食材を自由な発想で昇華させた、ここでしか味わえない前衛的な地方料理を提供します。自然の風景と調理音に包まれながら、五感で楽しむ唯一無二の食体験が魅力です。ワインや地酒とのマリアージュも楽しめます。
https://levo.toyama.jp/restaurant/
メニュー
今回は10月のメニューを紹介します。
- Prologu
- 鱧とUMI Rose カベルネフラン
- 太刀魚と明野 ソーヴィニヨンブラン
- 月ノ輪熊と須坂メルロー
- アオリイカと満寿泉 プライベートリザーブ 純米大吟醸
- すっぽんと三笑楽 純米吟醸
- 大門素麺と勝駒 純米酒
- L'évo鶏と満寿泉 純米大吟醸 土遊野
- 甘鯛とソーヴィニヨンブラン
- 仔猪とピノノワール
- ゆうかメロン
- 黑文字
- プティフール
料理
Prologu
赤ビーツとレバーのメレンゲはレバーの風味がほんのり効いてますがさっぱりしてます。クロケットはじゃがいもが主役で、香草は香り程度にとどまり上品です。黒部ヤギチーズは焼かれて香ばしく、げんげは苦味がなく魚の旨味が感じられます。白海老の燻製は海苔と合わさり、海老の甘みと香りがしっかり引き立っています。
鱧とUMI Rose カベルネフラン
カナタワイナリーのUMI Rose カベルネフラン 2021は、爽やかな酸味とイチゴやアプリコットの果実味が調和し、魚介類との相性が良く料理の風味を引き立てます。
鱧の出汁とウニの旨みが調和し、しっかりとしたコクを感じます。じゅんさいやスプラウト、大葉が爽やかさを加え、じゃがいもピューレが全体をなめらかにまとめています。紫蘇や大葉とのマリアージュが特に素晴らしく、香りと味わいのバランスが絶妙です。
太刀魚と明野 ソーヴィニヨンブラン
ドメーヌ・ボーの明野 ソーヴィニヨンブラン 2022は、炭火焼きの太刀魚とパイ生地の香ばしさに、桃やパッションフルーツのアロマが爽やかに寄り添います。ライムのような酸味とハーブのニュアンスが、ズッキーニや加賀太きゅうりなどの野菜の風味も引き立てます。
炭火で焼かれた太刀魚は驚くほどさっぱりとしており、香ばしいパイ生地とよく合います。ズッキーニや加賀太きゅうり、天然みつばなどの野菜もバランスよく組み合わされ、魚の存在感を引き立てながらもしっかりとした味わいを楽しめます。
月ノ輪熊と須坂メルロー
ドメーヌ・ボーの須坂メルロー 2022は、穏やかな酸と柔らかなタンニンが、熊肉の旨味と山菜の風味を引き立てます。
月ノ輪熊の熟成赤身は力強い味わいで、山菜やつるむらさきの草の香りと見事に調和しています。あざみの風味がアクセントとなり、熊肉と山菜の組み合わせが絶妙です
アオリイカと満寿泉 プライベートリザーブ 純米大吟醸
桝田酒造の満寿泉 プライベートリザーブ 純米大吟醸は、オーク樽熟成による豊かな香りと深い味わいが魚介と野菜の旨味に絶妙に調和します。
氷見産のアオリイカとマコモダケは炙られて香ばしく、貝の出汁とキンゴマが深みを加えています。クリーミーなバターのようなコクと薪の香りが合わさり、魚介ときのこの旨みが際立ちます。
すっぽんと三笑楽 純米吟醸
三笑楽酒造の三笑楽 純米吟醸は、穏やかな香りと上品な甘みが野草やエゴマの風味を引き立て料理との相性が良いです。
小矢部川の天然すっぽんを使った炭火つくねは香りと旨味があり、野草とのマリアージュが絶妙です。またとうもろこしのトルティーヤ生地は甘みが際立ちます。
大門素麺と勝駒 純米酒
清都酒造場の勝駒 純米酒は、酸味・甘味のバランスが良く蕗のとうの苦味とチーズのコクを引き立てます。
大門素麺はレヴォのスペシャリテです。蕗のとうとヤギのチーズが深い味わいを生み出しています。スープはそのままでも楽しめるほど旨みがあり、素材の個性が際立っています。
L'évo鶏と満寿泉 純米大吟醸 土遊野
桝田酒造店の満寿泉 純米大吟醸 土遊野は、土遊野ファームのやわらかな米の旨みと爽やかな酸味がレヴォ鶏に優しく寄り添います。
土遊野ファームの鶏を使ったレヴォ鶏もレヴォのスペシャリテです。酒粕入りの飼料で育てられたこだわりの鶏に餅米を詰め、あふれる旨味と香ばしい味わいが印象的です。そしてマスタードソースが全体をきれいに引き締めます。
甘鯛とソーヴィニヨンブラン
セイズファームのソーヴィニヨンブラン 2023は、フレッシュな果実味と伸びやかな酸が海老の香ばしさと甘鯛の旨味に軽やかに寄り添います。
富山海老を使ったお米えびせんは、香りも味も力強く印象的です。甘鯛はその中でもしっかりと存在感を保ち、素材同士のバランスが絶妙です。
仔猪とピノノワール
カナタワイナリーのピノノワール 2023は、ベリー系の香りと伸びやかな酸とタンニンが、ジビエの力強さを引き立てます。
近くの山で獲れた熟成された仔猪は、旨味が凝縮された深い味わいです。茄子やごぼうのピューレ、つるむらさきがやさしく寄り添います。
ゆうかメロン
高岡産のゆうかメロンはみずみずしく上品な甘さで、なめらかなバニラアイスがその甘みを引き立てます。
黒文字
黒文字の香りがほんのりと広がり、キャラメルの優しい甘さがアクセントになっています。
プティフール
プティフールは棒茶の香ばしさやフィナンシェ、冷たいシューアイス、富山産の黒いちじくタルト、甘酸っぱいフランボワーズです。
まとめ
レヴォは富山の山菜やジビエといった山の恵みだけでなく、鱧や甘鯛、海老など海の幸も巧みに取り入れて、地産地消を徹底しているのが大きな魅力です。どの料理も素材の魅力を最大限に引き出し、料理の完成度も非常に高いです。コースは一貫して土地の恵みが生かされ、五感で富山を感じられる構成です。